Calcのvlookup関数を使っていて、別のodsファイルにあるデータ範囲を参照する場合ってどうやってますか?
CalcもExcelと同じセルに入力した関数単位でも別ファイルの範囲を参照することが可能ですが、file:///からのURL記述になるためか動作がワンテンポ遅れるようで不安定だなと感じていました。
そこで、マスターとして使う別ファイルのデータを外部データとして範囲名でリンクを張る方法をやってみました。
考え方はvlookupが参照するデータ範囲をセル単位で個別リンクするのではなく
データ範囲を範囲名でシートリンクするというものです。
別ファイルにあるマスターデータが範囲名単位で手元のシートにコピーされてくると言ったイメージでしょうか
vlookup関数はコピーされた手元シートを参照するため、データ表示のもたつきもなく軽快に動作します。
手元のファイルを開く度にシートリンクを確認され、範囲名単位でコピーされてくるので安心感もあります。(リンクに失敗するとデータが表示されないのでスグに判ります)
リンクする時間を設定することも可能なようですから、タイマー式の範囲コピー処理等、使い方を考えれば非常に便利に使えると感じました。
【やり方】
・リンク元になるシートにリンクさせたい範囲に範囲名を付けて保存します
シート → 名前付き範囲または式 → 設定
リンク先になるシートでリンク設定を実施
・シート → 外部データとしてリンク → ブック指定 → 範囲名選択
セル単位でリンク参照するのではなく、参照するマスター自体を範囲名としてリンクする
vlookup等での利用だけでなく、いままでマクロで実行していた計算結果一覧を別ファイルにまとめてコピー貼り付けする等にも使えるのではないかと考えています。
Excelで多用されている別ファイルにあるセルへのセル単位での値リンクの再現をCalcの弱点であるセル単位での外部ファイルリンクのグズグズを使わずに利用可能なのではないかと思います。
posted by LibreOffice Users Group at 10:22
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