Drawのレイヤーを活用してPDFフォームを作ってみましょう、レイヤーを使えば背景画像を固定でき作業効率があがります。
Drawの特徴は？
DrawとCalcやWriterとの一番の違いは？
どんな時に使うの？
DrawとCalcやWriterとの一番の違いは？
どんな時に使うの？
Drawの特徴はレイヤー機能が使えること
レイヤーとは、もともと「層」を意味する単語で、「各種データが描かれた透明な板が何層も重なった状態」を指します。
レイヤー機能って何？？ って方の為に一言で解説すると、アニメーションのセル画で使う透明なフィルムが何層にも重なったイメージになります。
透明なレイヤーをいくつも重ねて一つの画像を作成するイメージと言った方が判りやすいかもしれません。
レイヤーとは、もともと「層」を意味する単語で、「各種データが描かれた透明な板が何層も重なった状態」を指します。
レイヤー機能って何？？ って方の為に一言で解説すると、アニメーションのセル画で使う透明なフィルムが何層にも重なったイメージになります。
透明なレイヤーをいくつも重ねて一つの画像を作成するイメージと言った方が判りやすいかもしれません。
レイヤーを活用してPDFフォームを作る
DrawのDrawたる使い方ではありませんが、PDFファイルを画像としてレイヤーに貼り付け、別レイヤーにフォームオブジェクト（テキストボックスやリストボックス等）を貼り付け、最後に纏めてPDFフォームにエクスポートする方法を紹介します。
DrawのDrawたる使い方ではありませんが、PDFファイルを画像としてレイヤーに貼り付け、別レイヤーにフォームオブジェクト（テキストボックスやリストボックス等）を貼り付け、最後に纏めてPDFフォームにエクスポートする方法を紹介します。
用途としては所定の様式をダウンロードしたが手書き入力したくない場合にオススメ
・提出書類の様式をダウンロードしてみたが、PDFファイルなので手書きしなければならないとき
・紙書類をスキャンしたPDFファイルに入力フォームを付けて配布したいとき
・PDFでしか入手（出力）できないファイルに同じ見た目を維持したまま入力項目を付与したいとき
・Word形式で配布されている様式をWordでPDFに変換し、それをPDFフォームで配布したいとき
・提出書類の様式をダウンロードしてみたが、PDFファイルなので手書きしなければならないとき
・紙書類をスキャンしたPDFファイルに入力フォームを付けて配布したいとき
・PDFでしか入手（出力）できないファイルに同じ見た目を維持したまま入力項目を付与したいとき
・Word形式で配布されている様式をWordでPDFに変換し、それをPDFフォームで配布したいとき
他のソフトではできないの？
Calcに貼り付けた画像を背景に設定して使っても同じような感覚で作業できますが、Drawのレイヤー毎に表示・非表示を切り替えたりする機能に比べるとCalcの機能は見劣りします。
Calcで画像を背景に設定する方法は、ワークシート上で画像を選択し、右クリック→整列→背景へ でOK
また、背景に設定した画像を選択する際にはフォームコントロールの一番上にある白矢印をクリックした後、画像を選択すればOK（画像をロックするわけではないので、オブジェクト配置がズレる場合があります）
Calcに貼り付けた画像を背景に設定して使っても同じような感覚で作業できますが、Drawのレイヤー毎に表示・非表示を切り替えたりする機能に比べるとCalcの機能は見劣りします。
Calcで画像を背景に設定する方法は、ワークシート上で画像を選択し、右クリック→整列→背景へ でOK
また、背景に設定した画像を選択する際にはフォームコントロールの一番上にある白矢印をクリックした後、画像を選択すればOK（画像をロックするわけではないので、オブジェクト配置がズレる場合があります）
PDFファイルを直接読込する機能があるがおススメしない
DrawにはPDFファイルを直接読み込んでパーツ毎に表示して編集する機能があります。
PDFファイルを編集可能な状態で読込し、編集後にPDFファイルにエクスポートする事ができます。
PDFファイルを直接読み込んで編集可能にすることやり方は便利なようですが、おススメしません。
それは、PDFファイルのレイアウトや文字装飾が失われてしまうことがあるからです。
現在ある、PDFファイルをAdobeReaderで見た状態のまま、Drawに読み込むことはできないのです。（多少違っても大丈夫な場合は大いに便利な機能なのですが・・・）
フォントが白抜きになったり等の文字装飾や細かなレイアウトなどが崩れ、ページからはみ出してしまったりする場合があります。
直接読み込む機能は、テキストボックスを配置してPDFフォームを作成するという目的よりも、現在のPDFファイルの内容を加筆修正する場合を想定していたほうが目的に合致すると思います。
DrawにはPDFファイルを直接読み込んでパーツ毎に表示して編集する機能があります。
PDFファイルを編集可能な状態で読込し、編集後にPDFファイルにエクスポートする事ができます。
PDFファイルを直接読み込んで編集可能にすることやり方は便利なようですが、おススメしません。
それは、PDFファイルのレイアウトや文字装飾が失われてしまうことがあるからです。
現在ある、PDFファイルをAdobeReaderで見た状態のまま、Drawに読み込むことはできないのです。（多少違っても大丈夫な場合は大いに便利な機能なのですが・・・）
フォントが白抜きになったり等の文字装飾や細かなレイアウトなどが崩れ、ページからはみ出してしまったりする場合があります。
直接読み込む機能は、テキストボックスを配置してPDFフォームを作成するという目的よりも、現在のPDFファイルの内容を加筆修正する場合を想定していたほうが目的に合致すると思います。
PDFファイルを画像としてDrawに貼りつける
おススメはAdobeReaderでPDFファイルを表示し、AdobeReaderのスナップショット機能を使って範囲コピー
その後、Drawのあらかじめ指定したレイヤーに画像として貼り付ける方法です。
おススメはAdobeReaderでPDFファイルを表示し、AdobeReaderのスナップショット機能を使って範囲コピー
その後、Drawのあらかじめ指定したレイヤーに画像として貼り付ける方法です。
それでは手順を確認しましょう
1. Drawを起動し、新規ファイルを作成します
2. レイヤータブ（レイアウト・コントロール・寸法線）の右隣りを右クリック⇒レイヤーの挿入⇒レイヤー名を「背景レイヤー」で作成
3. 対象のPDFファイルをAdobeReaderで表示
4. AdobeReaderメニューの編集⇒スナップショット で入力されている文字から３ミリ程度の余白を残して範囲をドラグ指定します（ギリギリで切り取った方がPDF出力時にキレイです）
5. ２で作成したDrawの「背景レイヤー」に４のスナップショットを貼り付けます
6. ５で貼り付けた画像を余白等を調整して配置します
7. 「背景レイヤー」タブを右クリックし、レイヤーの変更を選択します
8. レイヤーの変更ダイアログが表示されたら「ロックする（L）」にチェックを入れます（これで背景がロックされました）・・・ここで「表示しない」を選択すると背景画像が消えます
9. コントロールレイヤーを選択し、ツールバーのフォームコントロールからテキストボックス等のオブジェクトを配置します（背景レイヤーとは別のレイヤーで作業するところがポイントです）
10. 配置が完了したら、PDFとしてエクスポートでPDFフォームを作成して作業終了です
1. Drawを起動し、新規ファイルを作成します
2. レイヤータブ（レイアウト・コントロール・寸法線）の右隣りを右クリック⇒レイヤーの挿入⇒レイヤー名を「背景レイヤー」で作成
3. 対象のPDFファイルをAdobeReaderで表示
4. AdobeReaderメニューの編集⇒スナップショット で入力されている文字から３ミリ程度の余白を残して範囲をドラグ指定します（ギリギリで切り取った方がPDF出力時にキレイです）
5. ２で作成したDrawの「背景レイヤー」に４のスナップショットを貼り付けます
6. ５で貼り付けた画像を余白等を調整して配置します
7. 「背景レイヤー」タブを右クリックし、レイヤーの変更を選択します
8. レイヤーの変更ダイアログが表示されたら「ロックする（L）」にチェックを入れます（これで背景がロックされました）・・・ここで「表示しない」を選択すると背景画像が消えます
9. コントロールレイヤーを選択し、ツールバーのフォームコントロールからテキストボックス等のオブジェクトを配置します（背景レイヤーとは別のレイヤーで作業するところがポイントです）
10. 配置が完了したら、PDFとしてエクスポートでPDFフォームを作成して作業終了です
※Drawを使うメリットはレイヤー機能を使って背景画像をロックすることができる点にあります
※複数ページの場合は、Drawメニュー→挿入→スライドで新規ページを作成して対応します
※4のスナップショットではなく、「ファイルをクリップボードにコピー」でも良いのですが、余白に至るまで広く選択されてしまい、画像のピントが甘くボケたような取り込み結果になることが多いので、おススメしません。
※複数ページの場合は、Drawメニュー→挿入→スライドで新規ページを作成して対応します
※4のスナップショットではなく、「ファイルをクリップボードにコピー」でも良いのですが、余白に至るまで広く選択されてしまい、画像のピントが甘くボケたような取り込み結果になることが多いので、おススメしません。
PDFファイル：DrawでPDFフォームを作るには.pdf
フォームコントロールの使い方はコチラを参考にしてください
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